竜巻とみられる6日の突風は、東海から東北にかけて大気の状態が非常に不安定になり、積乱雲が発達したことが原因とされる。
6日の日本列島は約5500メートル上空に北から冷たい寒気が流れ込み、低空では津軽海峡付近の低気圧へ南からの湿った暖気が吹き込んでいた。大きな被害が出た茨城県つくば市の6日の最高気温(午後1時50分)は6月下旬並みの25.8度だった。
にきび嚢胞のホーム救済
こうした暖かさを生じさせた低空の軽い暖気が温度差の大きい寒気に近づき、勢いよく上昇。通常は高さ数〜10キロ程度の積乱雲が15キロ程度に発達し、竜巻や落雷、降ひょうが起きやすい状況になっていた。「スーパーセル」と呼ばれる巨大な積乱雲になっていた可能性もある。
気象庁は6日朝以降、関東などに竜巻注意情報を出したが、低気圧の中心が西から東へ移ったのに従って積乱雲が発達する領域も移動したため、関東を中心とした広い範囲で竜巻とみられる突風や落雷の被害が相次いだ。翌7日早朝、列島付近の大気は不安定な状態をおおむね脱した。
投薬咳止めシロップ
つくば市の気象研究所は6日、研究者4人を緊急派遣。山内洋・主任研究官は朝日新聞の取材に「被災した建物に泥が様々な方向から付着し、電柱も場所によって北向きや南向きに倒れた。ダウンバースト(下降気流)による風は方角が偏るが、今回は風が渦状に回転した様子がみられ、竜巻の存在を示唆している」と話した。
"子宮筋腫腫瘍の痛み"
竜巻の原因となる積乱雲が近づくと、急に暗くなる▽雷鳴が聞こえる▽冷たい風が吹き始める▽大粒の雨やひょうが降り出す――などの現象が起きる。気象庁は「こうした兆しが出た場合、屋外では頑丈な建物の陰に入ってかがみ、屋内では1階の窓のない部屋に移動してほしい」と呼びかけている。(赤井陽介、山本智之)
◇
■竜巻への対処
【屋内にいる場合】
・雨戸やシャッターを閉める
・窓を開けず、カーテンをひく
・家の中心部の窓のない部屋へ移動する
・頑丈な机の下に入り、両腕で頭と首を守る
【屋外にいる場合】
・車庫や物置、プレハブに避難せず、近くの頑丈な建物に避難する
・頑丈な建物がなければ、近くの水路やくぼみに身をふせて両腕で頭と首を守る
・橋や陸橋の下に行かない
・飛来物に注意する
(気象庁のホームページから)
0 件のコメント:
コメントを投稿